毎年、津まつりに合わせて開催されているフリーマーケットin津ですが、第1回は昭和57年(1982年)の夏、津のヨットハーバーの駐車場を利用して開催されました。
夏の気持ちの良い海岸で、みんなが楽しく集い、リサイクルだけでなく、交流ができる場所を提供しよう!と当時の青年たちがはじめました。
開催までの準備では夜遅くまで何度も打ち合わせを行い、案内などの事務作業をすべて手作業で行っていました。(当時はパソコンもない時代)
会場となるヨットハーバー駐車場は一般の人が入れてしまうため、前日も会場の警備ため、車に泊まり込んで見張りをしたりと大変苦労しながらも、楽しい時間があったようです。
楽しいことを自分たちでつくる!そんな実行委員会の思いが出発にあり、受け継がれてきたからこそ、今日まで続けて開催されています。
フリーマーケットin津の特徴として、ボランティアのスタッフが多く、手伝いをしながら出店する団体が多くありました。
そのためボランティア団体は優先的に出店できるようになっており、今も多くのボランティア団体が出店しています。
津まつりで開催されるようになったのは、第8回の平成元年(1989年)に台風で夏の開催ができず、秋の津まつりに場所を借りてできないかと打診されて開催したことがきっかけとなっています。
当時、津まつりは伝統芸能とフェニックス会場がメイン会場で、現在のように「よさこい」も開催されておらず、お城西公園までの動線の途中にあるお城公園での開催が決定されました。
翌年の第9回(1990年)はヨットハーバーで開催、第10回(1991年)と第11回(1992年)はお城公園で開催されました。
第12回(1993年)から第15回(1996年)はフェニックス会場(道路上)で開催し、第16回(1997年)からは現在のお城公園開催に落ち着いています。
最初は津まつりの中にあってもお城公園という場所が認知されておらず、人出もまばらでしたが、次第に出店希望者も増え、人出も多くなりました。
現在のように多くの出店者とスタッフの共同事業として認知されるようになった結果に、たいへん満足しております。
ただ残念なことに、出店者が多くなったことでマナーを守れない出店者も増え、津まつり実行委員会への苦情も増えました。
そのため現在は出店者を抑えるために、津市の方に限定して出店を受け付けております。
第27回(2008年)は藤堂高虎400年記念事業のため、土曜日に開催されたり、第29回(2010年)は前日の天候が悪く準備ができず中止となった事もあります。
以上のようにして、フリーマーケットin津は現在まで続いています。